世界に旅立つ前 厳選3つの「一問一答」
わざわざ仕事をやめて世界を旅立つ人は
たくさんいるわけではない。
だからこそ、「なんで?」「どこ行くの?」などとよく聞かれることがある。
ひとつひとつ答えていては切りがないので、この場をかりて一括しておこたえしようと試みた。
僕の旅を気にかけてくれる人のために、
新たにであった人への自己紹介のために、
そして、自分自身のために
質問①「なぜ、世界旅行するのか」
じつは、この質問に答えることが一番難しい。
本当は、適当な理由なんてすべて後付けのようなものなのだろうとおもうから。
僕らは、おこってしまったことや起きたことに意味付けをする。(ジョブズもそう言っていた!)
だからこそ、今、これからの旅の意味を考えることなどできない。
まずは、「とびこめ」
あとから「かんがえろ」
でちょうどいいのではないか。(そうでないと、世界旅行など踏み込むことさえできないだろう。そう、ぼくらは知らず知らずのうちに、「まずかんがえろ」「そしてとびこめ」の思考回路が出来上がっているのである。)
旅の「きっかけ」については、後程blogにアップしようと考えている
ただ、ひとつ言えるのは、今回の旅は自分探しの旅ではなく、仕事からの逃避なのでもなく、大きな夢が世界一周であったわけでもないということだ。
質問②「どこに行くのか」
アジア→ヨーロッパ→北米→南米
大雑把にしかきめてません!
理由は、決めすぎると自分にとって「必要のない情報」を無意識に排除してしまうおそれがあるから。あくまで自然体の自分でいながら、自分で自分を認識しながら。
質問③「帰ってきてからのビジョンは」
おそらく今以上に本を読みたくなると思う。
それ以上は、あまり考えていない。先のことを考えすぎると「世界旅行にいかないほうがよい理由」がたくさん出てきてしまうことがわかっているから。
旅行に限らず
何事も
「行動しない理由」を考えるのは簡単だ。(◯◯の危険があるからとか、もし◯◯なったらどうするのとか、今の「自分」に満足しているのでとか、自分には興味がないのでとかその他多数。何個でも言えるおもしろさ(笑))
反対に
「行動する理由」を考えるのは難しい。だって、うさんくさくなったり、ユートピア的な妄想のように聞こえるから。
人間は保守的(「まずはかんがえろ」型)だからこそ、安心して楽しく生きていけるのだろう。
追記
僕自身、世界旅行は「すごい」と言われるほどすごいものではないと思っている。
どこかのblogで
「田舎の親父がパチンコ屋に行くようなもの」
ということが書かれてあったが、妙に納得した。
きっと、時間とお金と命のリスクが少しかかる「物見遊山」のひとつなのだろう
旅行を通して
「得られるものも、そこまでちゃうかな。。。」
と思っているし
「劇的に自分が変わるわけではない。。。」
だろうし
「なにかを成し遂げるわけでもない。」
ただ、これだけははっきり言える。
今の僕の進路決定は自己満足しているし、
これからの自分もひとつひとつの決定に満足し続けることができるだろうと。
それが、お金の使いすぎで半年で帰ってくることがあったとしても。
沢木耕太郎によれば、年齢に応じて旅の味わいは変わるのだそうだ。20代の旅は20代にしか創れない。年齢が経って「20代のころにしたかった旅がしたい」と想って実際にその場所に行けたとしても、20代に沸き起こる感情は絶対に出てこないのだ。
その理由は人生の「未経験」にある。歳がたつにつれ、出産や子育て、社会人としてのつもりに積もった「経験」が「未経験」の魅力をなくしていくのだそうだ。
人生の未経験者であるがゆえの旅を創っていきたいと思う。
実際にそんな旅を創っていける主人公になれるのか
と、創造するだけでどきどきわくわく。
支えてもらっている全ての方に感謝(^人^)